Android SDKのインストール

これからAndroid開発を行うために、まずは開発環境のインストールを行います。

Androidの開発にはAndroid SDKを使いますが、そのインストール手順はAndroid Developersの「SDK」タブ「Quick Start」にまとめられています。とりあえず、このとおりに進めてみましょう。
今回インストールするのは、本記事作成時の最新版となるAndroid 2.2(Windows版)です。

まず、AndroidはJavaベースなのでJava(JDK)をインストール。必要環境としてJDK 5かJDK 6が指定されているので、最新のJDK 6を入れておきます。

次に、プロジェクトの作成などを行う統合開発環境Eclipseのインストール。とりあえずJava開発者向けの「Eclipse IDE for Java Developers」を入れてみました。Windows用ダウンロードパッケージには32ビット版と64ビット版があるので、注意してください。
インストールは、単にダウンロードしたファイルの中身を適当な場所(Cの直下などわかりやすい位置)に作ったディレクトリにコピーするだけです。

JavaとEclipseを入れたら、いよいよAndroid SDKのダウンロード。Windows用ファイルをダウンロードして、適当な場所に展開します。ついでに、コマンドラインで使うコマンドを使いやすいようtoolsの場所をPATHに追加しておきましょう。

続いて、EclipseにAndroid開発用のプラグイン(ADT Plugin)をインストール。これは、Quick Startの説明どおりですね。Eclipseを起動したら、HelpメニューからInstall New Softwareを選択してソフトウエアの追加ダイアログを呼び出します。続いて、Quick Startで指定されているURLを設定、インストールします。

最後に、Android SDKのディレクトリにあるSDK setup.exeを実行します。導入するパッケージが並んでいますが、とりあえずAccept Allで進めてみました。

かなり長い時間をかけて2.2だけでなくAndroidの各バージョンのパッケージがインストールされ、開発環境のインストールは完了です。

開発環境のインストールが終わったら、続いてテスト実行用のエミュレータ関連の設定を行います。この設定を行うための具体的な手順は、Quick Startの最後にある「Hellow World」のリンク先のページで説明されています。

最初にプラットフォームを導入しろ、とありますが、これはどうやら既に導入済みのようですね。Eclipseを起動し、エミュレータを使うのに必要なAndroid Virtual Device (AVD)を作成します。

まず、Windowメニューから「Android SDK and AVD Manager」を選ぶと……「Android SDKの場所が設定されてないぞゴラァ」メッセージが(^^;。WindowsメニューのPreferrencesからAndroid SDKの場所(ディレクトリ)を設定し、改めて「Android SDK and AVD Manager」に進みます。

Virtual Devicesを選んだ状態で「New」ボタンをクリック。すると、新規に作成するデバイスの設定画面になるので、適当に作成しましょう。

Create AVDで新規のAVDを作成したら今作成したAVDを選択し「Start」でエミュレータが起動することを確認します。起動後の初期化にかなり時間がかかるので、Androidのホーム画面が出るまで気長に待ってください。

以上で、Android開発環境とエミュレータのインストール/設定は完了です。チュートリアルを読みながら新しいプロジェクトを作ってプログラムを作成、実行してみましょう。


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