次世代PSPとして噂になっていた「NGP(コードネーム)」がついに発表(プレイステーション公式サイトNGPニュースリリース)されました。

Android搭載のスマートフォンになる、といった噂もあったりしましたが、結局はPSPの後継機らしい正統派の「携帯ゲーム機」になるようですね。アナログスティックやトリガーボタンもあるようで、タッチ操作でゲームをするのに違和感がある旧人類の私としても一安心(?)。

入力デバイスでは、GPSやジャイロ(方向)センサ、カメラなど、今時の「デジタル感覚器」も満載。NGPは、体感系のゲームや現実との融合を疑似体験できるARアプリケーションの発展を促進させる役割も担うことになるのでしょう。

マルチコア時代を反映して、CPUは4コアのARM系プロセッサとなるようです。ネットゲームなどネットワークと融合した(多人数)サービスが増えそうですから、マルチスレッド性能を重視しているのでしょうか。
GPUの並列演算プロセッサとしての活用(GPGPU)がどの位のレベルで実現できるのか、など「持ち運べるコンピュータ」としての処理能力も、興味深いところですね。

画面は、5インチのタッチパネル有機EL、解像度は960*544とかなり綺麗な画面表示が期待できそうです。WiFiはもちろん3G回線への接続機能を搭載しているので、NGPのソフトの充実によってはタブレット端末、ネットワーク対応の電子書籍やメディアプレイヤー的な使い方もできるかも。

ソフト開発者としては、同時に発表されたPlayStation Suite(Android向けのPlayStationストア)にも期待したいところです。PlayStation SuiteではAndroid2.3以上のAndroid端末を対象に、(初代)PlayStationのゲームを始めとするコンテンツを提供し、NGPとプラットフォームの共通化も行われるとか。
開発環境(SDK)も含め、一般開放してくれると面白い存在になりそうですが、どうなるやら。

とりあえず、今年Android端末を買うならAndroid2.3への対応に注意、といったところでしょうか。


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